東京都世田谷区A邸の庭
塀をエクステリアの見せ場にして
車のないときも素敵に
メリハリのあるデザインのオープン外構
外構、エクステリアの場合、家との相性というのが非常に大事になります。東京都世田谷区にお住まいのAさんからも、「オレンジ色の外壁に似合うシンプルな庭(外構・エクステリア)を」とのご希望を受けました。このような形状の土地の場合、ぐるっとブロックやフェンスで囲んでしまう場合が多いようですが、それでは味けがありません。私は、車が置きやすく、かつ、車がないときもかっこよく見せたい!と思いました。そこで、車2台分を駐車できるようにオープン外構(エクステリア)とし、駐車場は洗い出しにしてシンプルに。隣家との間の塀とそのまわりを見せ場になるようにデザインしました。
塀は櫛引仕上げにして味わいを出し、塀の前のステップや花壇の立ち上がり部分には、色違いやいろんな形状の砂岩を混ぜて積み、目立たせました。ステップの踏み面は、外壁の色に似合う、ベージュ色の真砂土のたたきに。玄関前の塀には、水栓を設け、そのまわりにジュラストーンを貼り、フォーカルポイントにしました。
花壇に植えたシンボルツリーは、樹皮の色が美しいヒメシャラ。お客様を出迎える場所でもある門まわり(外構・エクステリア)が、一年中、さみしくならないように、下草にはボリュームのある常緑のものを多くしています。とくにクリスマスローズは、塀際の半日陰の環境にも適し、花の少ない冬の庭に彩りを添えてくれます。また、一年を通じて葉も鑑賞できることもおすすめです。「時が経つほどに、どんどん庭がよくなっていくみたい」と東京都世田谷在住の奥さまも喜んでくださっています。