大宏園|Daikouen

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実例

外構・エクステリア

神奈川県川崎市F邸の庭

毎日行き来する場所(外構)だから
大好きな緑に包まれたい

雑木と下草が四季を伝えるオープン外構(エクステリア)の門まわり

施工して一年後、「毎日何回となく出入りする玄関ドアを開けるのが本当に楽しみになりました」と神奈川県川崎市に住む奥さまからお礼のメールをいただきました。

Fさんのお宅(神奈川県川崎市)は、外構、エクステリアのリフォームです。元々、家を建てたときにハウスメーカーがつくったデッキが老朽化してきたためと「もっと緑がほしい」とのご要望でした。

外構・エクステリア一般的には、敷地を囲むように木を植えてしまいがちですが、それでは、車も入れづらいし、緑豊かな感じにならないのです。私は、家側に雑木を植え、3台分の駐車スペースを確保する提案をしました。玄関前にはトキワヤマボウシ、モミジ、ヒメシャラを、リビングの窓の前には、モミジ、ヒメシャラを植えました。角に植えたシンボルツリーのヤマボウシは大きく、窓の前は小さく仕立てています。木は上に伸びると下枝が枯れてしまうので、小さく仕立てないと樹形を美しく保てないのです。すべて落葉樹なので、夏は日差しを遮り、冬は葉が落ちて、日の光を取り込んでくれます。

花壇や駐車場にはグレーからあずき色の色ムラの美しいイタリア斑岩を使いました。とくに花壇には、野面(のづら)と呼ばれるゴツゴツした面をあえて表面に出るように積み、石本来の味わいを出しました。深目地にしたので、石の質感がさらに強調されています。

外構・エクステリアの場合、一年中緑を絶やさないように、下草には、常緑の草花を多めに入れるようにしています。F邸でも、常緑のクリスマスローズを主体に、ヒメウツギやヒオウギなど季節ごとに楽しめる草花をさりげなく植えました。

完成した庭は雑木が伸び伸びと枝を伸ばし、実に自由奔放。また、季節の山野草がちらほらと咲く野趣に富んだ庭になりました。