神奈川県鎌倉市T邸の庭
レトロな趣あふれる
手押し井戸ポンプがある涼の庭
地面を石張りやデッキでカバーしローメンテナンスに
NEW
鎌倉の大きな通りをひとつ入った閑静な街並みにあるお宅です。
もともとあった古い庭は、日陰のため、ゼニゴケがはびこる暗い印象でしたが、庭の中央にあった古井戸が一目で気に入りました。そこで、井戸を見せ場として、子供たちが水遊びのできる庭にリフォームすることにしました。
デッドスペースになっていた物干しの下をデッキにして、土がむき出しだった地面はすべて石張りにしました。子育て中の庭のメンテナンスはたいへんなので、できるだけ手間のかからない庭にリフォームしています。古井戸は石を積んで高くし、新たに手押し井戸ポンプをつけて、使いやすく、見栄えよく仕上げました。使用した石材は、ヨーロッパの舗道や都電の線路を保護するための敷石に使われていたもの。 アンティークな趣がどこか懐かしい手押し井戸ポンプの雰囲気に合っています。
庭の入口は階段ではなく、スロープにして、10坪強しかない庭をできるだけ広く見えるようにしました。さらに、リビングの窓から見えていた古いコンクリートの塀を目隠しするため、黒竹のとくさ張を設けました。竹の縦のラインに視線を逃がすことによって、狭さを感じさせない工夫です。手押し井戸ポンプは、子どもたちに大人気。ガチャガチャと自分たちで、ポンプを押して、水遊びに夢中になっているそうです。